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【無料楽譜】「ルック・フォー・シルバーライニング」(Look For Silver Lining)

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楽譜のご紹介

 この曲は、ジェローム・カーン作曲のミュージカル『サリー』の中の1曲です。こちらも、古くて、1920年の作品です。そして、映画化されますが、これが不評でした。1929年のことです。

 それから、こちらもリバイバルとなって、1946年、”Till the Clouds Roll by”という映画で、ジュディー・ガーランドが歌って、はじめてヒットします。ところが、この映画は、ジェローム・カーンの自伝的な映画ですが、日本ではあまりヒットしたという話は聞いたことがありません。

 題名ですが、ちょっとわかりずらい内容ですが、英語のことわざからとられたもののようです。

“Every cloud has a silver lining.”「どの雲にも”a silver lining”がある」ということわざです。意味は、どんなに困難な状況や悪いことにも何かしらの良いことがあるという意味です。シルバーライニングとは、洋服の裏地や内張りという意味です。そして、この曲の題名は、この『シルバーライニング』を探せと言っているのです。つまり、悲観ばかりしていないで、物事の良い面を見つけていこうということです。雲に隠れた、輝く部分を見ていこうということです。
モンティー・パイソンの”Always look on the bright side of life ”とも通ずる曲です。

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『雲ながるる果てに』というのが、日本語の題名となっていたようです

 一神教をベースとした文化圏では、その背後に神の存在が刷り込まれているので、ちょっとはっきりした感覚はわかりません。最終判断は神がするので、私自身の側には、努力はしてもどうなるかは、神のみぞ知るということなのでしょうか。たぶん、日本人ならば、流れに任せれば、自然に行きつくところに落ち着く、というような感覚になると思うのです。逆に、思うようにならないということについての判断が、身近な自然なので、そう腹は立たないというメリットがあるのかも。

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