【トランペット用ソロ楽譜】昭和歌謡シリーズ 『喝采』ちあきなおみ

楽譜のご紹介

　1972年9月リリース。昭和47年の曲です。レコード大賞をとった曲でもあります。まだチューリップ時代のパチンコ店で聞かない日はありませんでした。とても調子がよく、この時代の曲はすごくパチンコのＢＧＭとして優れていました。

　前奏部分のギターのトレモロとパチンコのチリーンジャラーンという音が、どうにもならない娑婆の空気に染まったという焦燥感をかりたたせる（当時高校3年生）、のでした。といって、そんなにパチンコをしていませんでしたが…。

　詞の内容がこの曲を歌っていたちあきなおみさんの個人的体験と似たところがあるということで、まるで私小説のような売り方をしていましたが、当時から私はその売り方には疑念を持っていました。そのうち、ちあきなおみさんも見なくなり、この曲も一時10年以上前に取り上げられることがあったように記憶していますが、もう忘れ去られる運命の曲かもしれません。

　それよりも、あまりにいじりすぎのコロッケの物まねが、ひどく記憶に残るという皮肉ことになっています。

　楽譜は2種類になっています。前半しか表示しませんが、後半は、本来の楽曲のキーに合わせています。前半が割と多くの人が吹きやすいのではと転調して作ってあります。

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演奏例