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【無料楽譜】インガルス作曲『真白き富士の根 』

楽譜のご紹介

 この曲のもととなった事件は、私がこの曲を知った中学生の頃は50年前のことでしたが、今は100年前になってしまいました。明治100周年というのが小学生の頃にありましたが、今は昔で、時間の経過を感じます。逗子の開成高校(当時はたぶん旧制中学)というところのボートが転覆して、多くの学生がなくなったことを歌にして、曲は既成の外国の楽曲を利用したのです。 1910年の話です。

 この時代にボートで少年が12人亡くなったということが、相当センセーショナルだったようですが、それが次代を担う若者だったということと無関係ではないと思います。だから、このような歌ができるということで、現代のように、7割も8割も大学に行くような時代で考えたらまったく理解できません。社会全体が将来有望な若者を大切に思ったということだと思います。

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 この曲の題名は『七里ガ浜哀歌』というのが正式名称に近いようです。その後、歌いだしの詩を通称で呼ぶようになったようです。根も『嶺』の表記と併用されていて、どれが正しいということでもないようです。楽曲の作曲家についても、諸説あるようで、早い話が、どうでもいいような状態になっているようです。

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演奏例

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