【トランペット用ソロ楽譜】昭和歌謡シリーズ 久保田早紀『異邦人 』

トランペット用昭和歌謡曲楽譜
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楽譜のご紹介

1979年発表の曲で、初めは三洋電機のカラーテレビのCM曲でした。当時のカラーテレビは(そうなんです、カラーテレビなんです)ですが、音声多重が出始めたころだったと思います。つまりがっしりとした木製の両側にスピーカーがついたテレビだったように記憶します。

その宣伝のインパクトは結構ありました。イントロのいかにも中近東がイメージされるようなメロディーが強いつかみとなって、何が始まるのだろうという期待感があふれる感じの曲でした。そして、そこから曲がブレイクしていったわけですが、この前奏は本人の手によるものではないようです。ただ、定かではありません。私としては、転調していくところも大変、気に入っています。
久保田早紀さんの素人っぽさやあまり目立ちすぎないような、育ちのよさそうな感じとこの曲のギャップがよかったのでしょうか、爆発的な人気になり、長くこの曲が続いているのだろうと思います。まあ、そんなことは、私の思い込みかもしれませんが…。さっそく楽譜をチラッと見ていただきます。

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演奏例

曲の由来など

「異邦人 -シルクロードのテーマ-」(いほうじん -しるくろーどのてーま-)は、久保田早紀(現・久米小百合)の楽曲。1979年10月1日に発売されたデビュー・シングルのタイトル曲で、カップリングは「夢飛行」。

三洋電機のカラーテレビ「くっきりタテ7」のコマーシャルソング(イメージソング)としても起用されました。後に同社の太陽光発電システムのCMにも再使用されています。

この曲は元は、美しい並木で知られる国立駅前の大学通りの景色をイメージして書かれたものでした。

「子供たちが空に向かい 両手を広げ …」という歌い出しは、歌詞作りに難渋していた久保田が、国立駅近くの空き地で遊ぶ子供たちの姿を電車から見て咄嗟に写しとったものなのだそうです。本人も「そんな、ふとした瞬間に出来た曲が、ここまでヒットするとは思わなかった。」と語っていました。

また本人はこの曲が発売されてから半年間はヒットしていくことに戸惑い、その後も「平坦な更地にいきなり10階建のビルが建ってしまい、その後もビルがどんどん大きくなっていった感じ。」と、当時は曲が一人歩きしていることに非常に戸惑っていたそうです。

デビューして30年経ち、ラジオにゲスト出演した際に、「今ではここまで愛される曲になって、非常に嬉しい。神様のプレゼントだと思っている。」と語っています。

なお元々は「白い朝」というタイトルでしたが、「イメージが伝わりにくい」「インパクトが弱い」という理由から、プロデューサーの酒井政利により「異邦人」に変更されたという経緯があります。

編曲は萩田光雄で、その代表曲の一つです。元々のアレンジは違っていたそうですが、プロデューサーの酒井は、同年初頭のジュディ・オング「魅せられて」でエーゲ海を題材にしたのに続いて、またこの曲がCMに起用される話が持ち込まれたため、聴衆の異国情緒に訴える題材としてシルクロードを選び、作詞作曲者が当初には想定していなかったエキゾチックなイメージを加味し、「-シルクロードのテーマ-」のサブタイトルも付して発売したのでした。シルクロードのイメージを増幅させるため、民族楽器のダルシマーも本曲に使用され、インパクトのあるイントロは中東風の雰囲気が漂うもので、まさに時代の流れに乗ったのです。

このシングルの中で実際にピアノを弾いているのは、久保田ではなく羽田健太郎です。アルバム『サウダーデ』では、この曲をポルトガルで録音しています。
本人によると、レコードジャケットの写真は、吉祥寺の『サムタイム』というライブハウスで撮影されたということです。

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