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【無料楽譜】グリーグ作曲組曲『ペール・ギュント』より『朝』(Grieg Peer Gynt Suites”Morning Mood”)

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楽譜のご紹介

 『ペール・ギュント』はイプセンが1867年に書いた作品です。元は上演を目的としないレーゼドラマとして書かれましたが、その後イプセンはこれを舞台で上演することになりました。本来は舞台向きでないこの作品の上演に当たって、イプセンは音楽によって弱点を補うことを考えました。そこで1874年に、当時作曲家として名を上げつつあった同国人のグリーグに、劇音楽の作曲を依頼したという経緯があります。

 グリーグは自分の作風が小品向きであり、劇的でスケールの大きな舞台作品には向かないと考えていて、一旦は依頼を断わろうともしたが、報酬と、民族的な題材への作曲に興味を引かれたこともあり、作曲を引き受けました。作曲は同年に開始したが難航し、翌1875年に完成しました。

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この部分は、5幕ある組曲の中の最後のほうの第4幕の冒頭に出てきます。

 いかにも朝にふさわしい感じがする曲です。この朝の情景を迎える主人公というのがペールという守銭奴であり、また、舞台がモロッコということで、少し印象が変わるかもしれません。この部分は、『朝の気分』といわれることもあります。イメージは曲を聞いたほうが伝わると思いますが、ストーリーの中では、モロッコの朝にあたり、グリーグの育ったノルウェイとは全く違った朝だったはずですが、今のように情報があったわけではなく、南国の気持ちのいい部分しかイメージできなかったのかもしれません。

 そのグリーグのペール・ギュントというお話の内容をうまく説明しているサイトがありました。こちらです。→http://www.sayulin.com/grieg4.html

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