楽譜のご紹介
またもや、グノーということで、しつこいですが、たまたま好きなので・・・。
グノーの作品は、どことなく、前時代の物々しさもなく、同時代の作曲家とちょっと違う感じがします。割と好きですが、こんなエピソードがあります
グノーはがサン・トゥスタッシュ教会の聖歌隊の楽長を務めていたことがあって、後に画家として著名になるピエール＝オーギュスト・ルノワールが、1850年頃から数年間所属していました。
グノーはルノワールに声楽を教え、ルノワールの歌手としての才能を高く評価していました。そのため、グノーはルノワールの両親にルノワールをオペラ座の合唱団に入れることを提案しましたが、断られたということです。グノーはルノワールを歌手にしようと考えていたので、その才能を惜しんだといいます。
私は、グノーの作品は、当時の絵画の印象派の雰囲気を写すような感覚があるのかなあと思っていましたが、事実はその逆のようです。いずれにしても、あまり絵画については詳しくないので、あくまで感じです。
元のストーリーをご紹介します。操り人形が、劇場の人と戦って殺されてしまい、その人形の友人が盛大な葬式をします。教会への道すがら、会葬者達は宿屋で一休みし、死んだ同僚のことをしばし語り合う。そして、ひとしきり話をして、会葬の列は再び歩き始める、そんな場面の描写になります。
この曲は、ある程度の年齢の人ならば、ヒッチコック劇場というテレビ番組を思い出すでしょう。オープニングに使われた曲です。この番組と、ミステリーゾーン(向こうではトワイライトゾーン）という番組などが、強烈に記憶しています。怖くて、眠れなくなることもあるぐらいでした。
トランペット楽譜
トロンボーン楽譜
アルトサックス楽譜
フルート楽譜
演奏例
