エスパーニャ・カーニ(España cañí)は スペイン語でスペインのジプシーという意味ですが、曲としては、パスカル・マルキーナ・ナロPascual Marquina Narro (1873-1948)によってつくられた、有名なパソドブレの器楽曲です。パソドブレとはスペインの闘牛とフラメンコをイメージしたダンスのことです。この曲は、1923年ごろに書かれ、1926年に初めてレコーディングされました。英語版では、スペインのジプシーダンス(the Spanish Gypsy Dance)として知られています。
まさに闘牛士入場の曲という感じで、途中のファンファーレは誰もが耳にするフレーズです。犬の遠吠えのごとく、トランぺッターならば、必ず吹きたくなるような曲です。
曲自体は知っていたものの曲名が分からず長い間、曲にすることができませんでした。たまたま、テレビを見ていたら、社交ダンスの番組をやっていて、その中で流れていて、さっそく調べてみたら、この曲名でした。社交ダンスのパソドブレ(Paso doble)BGMなんだそうです。なんだそれ・・・。そう思いました。そこで調べてみると、スペインの闘牛とフラメンコをイメージしたダンスなんだそうです。勉強になるなあ…。