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【無料楽譜】ユリウス・フチーク作曲剣闘士の入場(ENTRY OF THE GLADIATORS )

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楽譜のご紹介

フチークという方が作曲したんですが、時代がスーザとかぶります。そこで、ボヘミヤのスーザといわれています。

みてのとおり、半音階が多用されており、元々フチークは『半音階的大行進曲』といった題名を想定していましたが、彼がローマ帝国に興味を持ったことから、現在の題名となったということです。

曲は3つの部分から成ります。最初の部分はトランペットのメロディと伴奏、二番目の部分は低音の金管楽器 (主にチューバ) が半音階で転がり進んでいく。三番目の部分はトリオでゆっくりとした旋律的な部分であり、金管低音と木管楽器のコントラストが強調されています。トリオでも二番目の部分と同じような半音階的な音形があります。

曲は全体が二分の二拍子で、速さには標準的なマーチ・テンポが指示されています。しかしサーカスマーチとしては、もっと速く演奏されるのが普通です。

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この曲の編曲版があり、そちらがどちらかというと一般的に世の中に広がったものらしいです。
1910年にカナダの作曲家ルイ=フィリップ・ローレンドー(英語版)がこの曲を小規模な編成に編曲した譜面が「Thunder and Blazes」(雷鳴と電光、といった意)という題名で北米向けに販売されました。以降現在に至るまで、代表的なサーカス音楽(英語版)として人気を誇っています。

サーカスではピエロの入場にこの曲が使われることもあり、そのためもあって曲名や作曲者はともかく、曲だけは広く知られています。ローレンドー版は移動式遊園地のオルガン (フェアグランド・オルガン) 用にも編曲されており、またさまざま演奏会に数多く取り上げられています。

どこかで聞いたフレーズが冒頭に出てくると思います。ロックで使われていたと思いますが、元はマーチです。

 結構難しくて、指がもつれそうになります。この冒頭部分の部分が高校生のときには、ボロボロでふけなかったのを思い出します。ただ、ほかのパートもボロボロで、トランペットだけでなく、ほとんど誰も音楽をやっている感じではなかったです。音楽というよりも、拷問を受けているような感じでした。目立とうという気持ちと、リズムに乗れないという焦りと、息を止めて200M全力疾走という感じでした。

それと、この題名をどういう意味か深く考えず、何か卒業生(graduatorではなくて、GLADIATOR)を歓待する曲なのかなあなんて、バカな高校生であった私は思っていました。そののち、数十年たった後、同名の『THE GLADIATOR』という映画があって、この意味を知ったのでした。

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演奏例

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