【フルート用無料楽譜】スコットランド民謡『アニーローリー』(Annie Laurie)Flute sheet music

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楽譜のご紹介


吹きやすさを考えて、C調の楽譜を追加します。

さらにオクターブ上げたものも追加で、

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クリミア戦争の時の郷愁をいやす曲で、ヒットした

この曲は、クリミア戦争の頃にこの曲を含む歌集が出版され、戦地の多くの兵士たちが故郷に思いを馳せて歌ったと言われています。

(クリミア戦争とは)
クリミア戦争は、1853年から1856年の間、クリミア半島などを舞台として行われた戦争です。フランス、オスマン帝国およびイギリスを中心とした同盟軍及びサルデーニャとロシアが戦い、その戦闘地域はドナウ川周辺、クリミア半島、さらにはカムチャツカ半島にまで及んだ、近代史上稀にみる大規模な戦争でした。

この戦争により後進性が露呈したロシアでは抜本的な内政改革を余儀なくされ、外交で手腕を発揮できなかったオーストリアも急速に国際的地位を失う一方、国を挙げてイタリア統一戦争への下地を整えたサルデーニャや、戦中に工業化を推進させたプロイセンがヨーロッパ社会に影響力を持つようになりました。

実在したアニー・ローリーに思いを寄せて作られた曲

そんなアニー・ローリーは、1682 年 12 月、スコットランドのマックスウェルトン卿の末娘として生まれました。その類い希な美貌で多くの男性の羨望の的だったといいます。この曲の作詞者、ウィリアム・ダグラスもその1人でした。しかし結婚を申し込むも氏族間対立と父の猛反対にあってその恋は叶わず、ダグラスは忘れられないローリーの思いを一編の詩に託したのです。(作曲はスコットランドの女流音楽家ジョン・スコット、1838年)それから、200年後のクリミア戦争時(1854年)のはなしです。 何か懐かしさを感じるような曲です。スコットランド民謡というと、みんなそう感じます。島国であることで、独自の伝統を引き継ぎ、熟成できたということでしょうか。そう思いたくなりますが、やはり、明治の音楽教育の取り組みがよかったということかもしれません。

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